忘却の色

2/2
前へ
/42ページ
次へ
忘れてしまう 君のようにうまくはないけど 同じように きらめく今日にちりばめて きみをうたうよ 傘もないのに寄り添った帰り道 弾くスカート同じ色した毎日を喜ぶ すべるリボンに手をのばす 伏せた札は入れ換えたきみの名前 真っ黒な私と鮮やかな君の名 世界は広いけどここだけにいるよ 幼い目がみえるものだけ だれもが同じ色した狭い世界で泳ぐ 水の色した日々だけ覚えてる 連ねた言葉は苦いおもいも過多にしてるけど 続く色は消えやしない 見渡す事がかなうならば
/42ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加