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――お足元にお気をつけてお降りください―――
新幹線のアナウンスが聞こえる
「やっと来れた…」
心が弾んでいる今、軽い足取りで、階段をかけのぼる
トントントントントン
街にでると、朝だったからか
慌ただしく通り抜けていくサラリーマン、
鏡を見ながら歩くギャル、
腕を組みながら歩くカップルが目に入った
「うわぁ!!!」
この景色を見るのは受験日以来だと思い、素直に喜びがこぼれる
だが、その声大きかった為か周りの視線がチクチク痛い
「アハハハハ」
とりあえず笑いで誤魔化そうと思い
笑いながらその場を立ち去るのであった
色々行きたい所はあるものの、引っ越し屋さんとの約束があるため
どこかに寄りたい衝動を抑えながら
自分のアパートとなる場所に向かって歩いた
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