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毎朝、恒例となった彼女(うちの社長)からの仕事2割、プライベート8割の電話。 一体、毎月いくらの通話料金を支払っているんだろう? 今朝もほぼ昨日と変わらない内容の電話。 だからさ、それ昨日も言ったやん。とは、立場上言えず… 同じ話を聞いては、当たり障りのない返事をする。 きっと彼女のストレス発散の一つなんだろう。 が、アタシには貴重な朝の時間が片手のみで全てをこなさなければならない、試練の時間となる。 なんて、面倒な女。 散々喋りまくった挙げ句、『あんた、遅刻するよ』 ……はいはい、もう会社に着いてます。ってば!! 『じゃ、後でね』 スッキリした様子で彼女の電話が切れた。 通話時間、1時間38分。 ふっ、こんなもんか。 見慣れた時間を見つめながら階段を上がった。
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