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「なっ、何だてめぇは!」 女性が顔を上げると目の前に青年、晴夜が立っていた 晴夜越しから刀を弾かれた浪士三人。音からしても三刀弾いた音とは考えられない綺麗な剣裁きだった。 唖然としていると晴夜が喋り出す 「やっぱり…変な気がしてみたら、三人掛かりで。それでも武士?」 そう呟くと弾かれた浪士の刀を掴んだ 前には三人の浪士がいるのにも関わらず微笑んでいる晴夜を見て浪士も女性にも考えられなかった。 「何だとっ、お前は誰だっ!」 「俺はただの、通りすがりですよ。さぁ、此処から消えて下さい…殺しはしませんから」 そう言って女性を自分の後に隠す。勿論、浪士達もただでは帰らない 「ふざけやがってっ!!舐めた真似してんじゃっ…ひぃっ!」 「早く帰りなさい…」 浪士達は震えた さっきまでの微笑みが無に変わり、浪士の刀を素手で真っ二つに砕いていたのだ。 流石にそれをみた浪士達は足早に帰ってく 先程まで背を向けていた晴夜が女性に振り返り微笑んだ。 「大丈夫?」 「えぇ…ありがとうございます。貴方は?」 「あっ、東雲晴夜です」 .
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