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霊「うーん……飛び出したは良いけど、何処に行けば良いのかしら?今までみたいに明確な目的地が無いからねぇ……」
?「あら?人間がこんな夜中に、と思ったら巫女かぁ。」
霊「あら、女将さん。珍しいわね満月に。」
ミスティア「満月の夜は血が騒いで屋台やれないからね。今宵の歪な満月じゃあ、少し力は出にくいけど、満月の夜にあまり動き回るものじゃあない!」
霊「あんまり時間取りたく無いんだけど、仕方ないわね。」
ミス「行くぞー!声符『梟の夜鳴声』!」
霊「単調ね。」
避けながら、無数の札を打ち込む
ミス「クッ!?」パァン
ミス「蛾符『天蛾の蠱道』!」
霊「ふむ、中々。」
ミス「グムム……流石は博麗の巫女……少し、強く行くよ!~~♪」
霊「ん……視界が?」
「鷹符『イルスタードダイブ』!」
霊「少し視界が狭いけど、まだ躱せるわね。」
「~~~♪~~♪!!」
霊「!?」
み、見えない……此処は、感で……!
「夜盲『夜雀の歌』!」
霊「……そこ!」ビュッ
感覚を研ぎ澄まし、一点に向けて札を投げる!
「グェェ!?」ピチューン!
霊「よし、次に……」
『想定外に起きた永き夜の異変、楽しみましょう?この、籠の中で。』
霊「だ、誰よ!?」
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