20人が本棚に入れています
本棚に追加
『うふふ、彼女はまだ戦えるわ。……それ!』
ミス「夜雀『真夜中のコーラスマスター』!」
霊「ツッ、また視界が……それに、この空間は何か変ね……時間が切り取られたみたいで……」
「よそ見している暇は無いわよ!」
霊「見えなきゃ何処向いてても同じよ!もう一度……其処だ!」ビュッ
パァン!
霊「よし、終わり。あー、でもまだ視界が戻らないわ。取り敢えずこっちに行きましょう。」
~人里~
霊「あら、いつの間にか人里付近に来たみたいね。」
慧「おぉ、霊夢。どうした?こんな夜に?」
霊「慧音……アンタも満月には会ってなかったわね。」
慧「満月の夜は半獣の獣の部分が出るから、人里に居ないからな。お前は……歪な満月を解決しに行くのか。」
霊「まぁね。」
慧「月の異変の犯人は、あっちの方に居るだろう。」
霊「何かの歴史を見たのかしら。まぁ、貴女なら信頼に足るわね。ありがとう。」
慧「あぁ、気を付けろよ?」
霊「えぇ。」
『駄目じゃない、異変なんだから戦わないとね。満月の狂気、貴女に注ぐわ。』
霊「またあの声……」
慧「!?」ドクン
霊「慧音!」
慧「う、が、ぁぁぁぁぁ!」
慧音の姿が変わる……髪の色が変わり、角と尾が生える。
最初のコメントを投稿しよう!