序章

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?「……」 目を覚ます。知らない天井だった。 ??「あら、目が覚めたかしら?」 ?「……貴方は?」 ??→永琳「私は八意永琳(ヤゴコロエイリン)よ。」 ?「八意!?それでは、貴方は……」 永「お察しの通りよ。私は、その昔、地上に流刑された輝夜を迎えに行った月の使者のリーダーであった、八意×××……」 ?「……そんな人が、何故私を助けたんですか?月の者からは隠れているのでは?」 永「貴女を助けたのは、そっちの彼女よ。」 永琳さんが指した先に居たのは、垂れた耳を持ち、薄桃色の服を着た幼女。 て「どーも。」 ?「兎?」 て「地上にも兎は居るよ。私は因幡(いなば)てゐ。」 ?「地上の兎が何で私を……」 て「んー、一応兎だったし、見逃せなかったってだけだよ。良かったね、私が気紛れして。」 ?「生意気な子供ねぇ……」 て「……こんなナリでもアンタの数十倍は生きてるよ。」 ?「え……?」チラッ 永「彼女の言ってることは本当よ。」
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