序章

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レ「実、ですか?」 輝「あの木は、穢れに反応して、美しい花を咲かせ、やがて実を付けるの。穢れが強ければ強い程、美しい実を付けるの。」 レ「はぁ……その木と私に何の関係が……」 永「あら、初めて地上の穢れに触れ、これから花を開かせようとしている貴女にはピッタリじゃないかしら?」 輝「流石は永琳ね。」 永「鈴仙・優曇華院・イナバ。うん、いい名前だわ。はい、決定。」 レ→鈴(何か上手くはぐらかされた気がする……) けれど、この屋敷で、永琳さん、輝夜さん、そして因幡てゐと、地上で新しい生活が始まるんだ……不謹慎かも知れないけど、新しい生活の始まりって、何だかワクワクしますね。 これが、私の永遠亭での生活の弟一ページ。 これから語るのは、私がみた地上の姿、永遠亭での生活、様々な異変と、強敵達…… ある一羽の兎の目から見た、幻想郷の暦。 幻想兎暦-レイセンヒストリー-、始まります。
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