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そこにいたのは
茶髪にピアス、背丈は175といったところか
制服を着崩し、いかにも不良ってやつがいた
私は弁当を片付け屋上を去ろうと、男のそばを通り過ぎようとしたとき、腕を掴まれた
「何で泣いてた」
男の問いに戸惑いながらも私は決して男の方を振り向かない
「その手を離せ」
私はだんだんその男に苛立ち、結構低めの声で言った
「離す前に答えろ。なぜ泣いていた」
どうしてここまで気にするんだろうか
私の苛立ちはさらに増したが、面倒なことになるのはごめんだ
「目にゴミが入っただけだ」
「そうか」
やっと離してくれた
「お前、俺の女になれ」
屋上を本当に出ていこうとした時に言われた
が、興味なかったし、無視して出て行った
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