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各クラス、写真撮影の後、解散になった。
マホさんの機嫌がよろしくない。
何が原因か分からないのでしばらく様子をみることにした。
何だかお腹すいちゃったね?コンビニ寄っていこうか?
「うん。」
ぶっきらぼうに答える。
(疲れたのかな…)
甘いお菓子を買って、少しおしゃべりしながら家まで歩いた。
(なぁんかおかしいなぁ)
おしゃべりにいつものキレがない。
その状態は暫く続いた。
そして、冒頭の一言である。
「みんな、かわるんだよね」
◇◇
新しい事は、いつも少しだけ怖い。
楽しいことはずっと続くと信じて疑わなかった。
中学生一日目は、マホさんにとってホントの意味での卒業式だったのかもしれない。
新しい階段を一つ登った。
少し元気でた?
アニメの特集番組を観ながら、少し涙目で答える。
「うん。」
そか、良かった。中学は楽しいよ。お母さんは中学が一番好きだったんだ(笑)
担任の先生、ピカピカハゲてたね?
「うん。担任のハゲ率高い」
そう言えば、小学校の担任の先生も…。
こうして、長い一日が終わった。
約束するよ。マホさん。
楽しい三年間を。
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