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「彼の者の罪それは存在そのもの。カイル・ウィンゲストの名の下にキア・ウィンゲストに罰を与える。」
僕の周りに青白い光を帯びた魔方陣が現れる。
「せ、せめて最後に母さまに「だまれ!お前にユリに会う資格などない!」そ、「自分の生を悔やみながら逝け『追放』」
魔方陣が強くひかり強くまぶたを閉じる。
あの冷たい牢屋で最後に見たのは憎しみに歪んだ父さまの顔とドアの隙間からこっそりと除いていたユズハ姉さまの憎しみが含まれた笑顔だった。
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