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壊してやる全部壊してやる!!
そう意気込んではみるがそれが実現不可能な夢だと気づく。
父さまが僕を殺さずにこの古の森に捨てたのは僕には魔力がないからだ。
力がない僕にはあいつらに復讐どころか今この瞬間を生き延びることさえ出来ないんだ。
僕はなにも出来ずに死んでしまうのか…
嫌だ!!復讐を果たすまで僕は死ねない…死なない!!
「力がほしいか?」
「!?…だれだ!!」
突如聞こえた男の声の出所を咄嗟に探すが人の気配はない。
「いや…誰だっていい…僕は力がほしい!」
「お前はすでに力を持っている。」
何を言っているんだ?そう言おうと口を開こうとした瞬間。
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