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そこからは一方的な虐殺だった。
キアはただ笑いながらウィングソードをふるい切り刻み刺し殺しウルフ達の命を次々と奪っていった。
「キャハハハハハ!!!!」
深い夜に包まれた暗い森の中まるで踊っているかのように楽しげに切り刻んでいくキア。
そしてキアが立ち止まる頃にはウルフは原型を留めてはおらず肉片とかしあたりに散らばっていた。
その肉片の中心にいるキアの純白の髪や一度も日に当たったことのない白い肌はウルフたちの血で真っ赤に染まっていた。
「僕には力があるんだ…フフ…アハハハハハハハハ!!!!待っててね!ユズハ姉さま!父さま!母さま!もっともっと力をつけて楽しい楽しい宴を開いてあげるからね…クスクス」
次にあった時の家族たちの顔を思い浮かべながら憎悪が含まれた怪しい笑みを浮かべキアは黒い闇の中へと消えていった。
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