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もう戻ることのないトランプの城に後ろ髪をひかながら紅き森へと転移する。
《んじゃ、マスター任務の詳細お願いしまーす》
転移先につくと同時に異空間から真っ黒なローブを取り出しふてくされながらマスターに念話をとばす。
《今日の午前にBランクの任務〈紅竜3体の討伐〉にBランクのギルド隊員が向かったのだが》
《ん??なんでそれで僕が呼ばれたの??》
僕の問いに言いづらそうにマスターが答える。
《実は…書類ミスで3体ではなく30体の討伐だったんだ。だから本来ならSランクの任務ということだ。》
《あちゃー!じゃあもうその人死んじゃってるかもね?》
《…お前の任務は紅竜の討伐及び隊員の回収だ。》
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