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《りょーかいだよん♪》
《それでは頼んだ》
それからマスターの声は聞こえなくなった。
「それじゃあ始めますかぁ」
そっと目を閉じ魔力を練る。
木々のざわめき、川のせせらぎ、生き物の鼓動が聞こえる。
この森が生きている証。
ある一定の量まで魔力を練ったところで一気に魔力を体から放つ。
『魔探!!』
魔探とは魔力を触手のように指定範囲に張り巡らし気配や地形を読み取る無属性の魔法だ。
今回の範囲はこの森全体。
常人ならば精々この森の3分の1が限界だ。
ま、僕はその辺の凡人とは違うからね。
あ、
「みぃーつけたっ!」
ある箇所で魔物複数の生命反応と一人の生命反応を発見。
それと同時に魔探を終了しその場所へと駆け出す。
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