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｢…なの～っ!ねぇ～直っ?｣
突然香奈子が直の名前を呼んだ
｢えっ?｣
直が返事をした
俺も顔を上げ直を見る
｢え…｣
｢え?｣
｢夏樹くーん?｣
俺は無意識に声を発してしまい
それに反応した直と亜美はこっちを見た
｢いや…なんでも…｣
びびった…
いや…てか…直、断トツ可愛いじゃん
やばい…
だから心臓に悪いって…
直はまた下を向く
俺は直にくぎ付けだった
聡馬鹿じゃん
香奈子と話してねーで直に話しかけろよ
いや…
だめ…
聡となんか話させたくねぇ…
亜美はなにも反応しない俺に飽きて隣の他の奴に話しかけはじめた
一方、俺はちらちらと直を見てしまう
俺きもいだろ…
なんかダセェしよ…
そんなときふと直がこちらを見た
バッチリ目があった…
うわあ
やべぇっ
自分の頭に血が上っていくのがわかる
みるみる俺の顔は赤くなっていた
直も俯いて耳まで赤くしていた
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