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キーンコーンカーンコーン…
授業終わりのチャイムが学校に響きわたった
退屈な体育が終わった
次は出ようかな
「おーい夏樹ー?」
「…おう」
こいつは聡。
小さい頃から一緒にいる幼なじみ
どうやら次の授業に呼びに来た様
聡は俺の隣に座りあぐらをかいた
「そーいやお前、あさって誕生日じゃん」
「まあな」
「しょーがねーからなんかプレゼントしてやるよ。くっくっく」
「そこはサプライズだろ。その怪しい笑いも余計だ」
「期待しとけ」
そう言ってズボンの後ろポケットからタバコを出しながら立ち上がった
「俺さ…タバコ止めっからお前もやめれば?」
聡は驚きながらこっちを見た
「お前止めれんの…?」
「多分…。いや、絶対止める」
まあ俺もかなり吸ってるし驚くのは無理もない
「ははっ。まー、俺も無理だと思うけどお前なりの気遣い素直に受けとっとくわ」
「おー」
俺も立ち上がり深呼吸をして次の授業のため教室に向かう
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