2人が本棚に入れています
本棚に追加
「なあ頼むってー!!」
「やだ」
「わがまま」
「やだ」
「うんこ」
「やだ」
明日は聡に勝手にセッティングされた合コンがある
俺はなんと言われようと拒否
聡は昨日からずっと来るように頼んでくる
「もしかしたら運命の出会いあるかもよ?」
「今更いらねーし」
「最後くらい童貞卒業しとけば?」
「右手で十分」
「ぶふっ」
聡は急に吹き出した
「なんだよ」
「お前って真顔でそういうこと言うからうける」
「なんだよ今更」
「んー…俺、お前のそういうの好き~」
なんだよこいつ…
急にきもいこと言い出して抱き着きやがる
「あとイケメンだよな」
「さっきからなんだよきもいな。褒めたって行かないからな」
「いや、素直になっとこーかなって思って」
「は?」
「俺の一生、友達でいたいから」
「…おう」
「俺の一生だからな?」
「それは無理だろ」
なんて無理なこと言い出しやがる
お前の一生なんて…
俺…あと三ヶ月しか、友達でいられねーんだよ
「夏樹…でも、ずっとな」
「おー…」
聡はそういいながら涙目になっていた
友達だよ…
ずっと
俺が死んでも
勝手に友達にしてやがれ
俺あっちでも勝手に友達にするから
最初のコメントを投稿しよう!