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◆◆◆◆◆◆◆始◆◆◆◆
明智『信長様っ…!』
豊臣『……どうした光秀。騒がしいぞ。五月蝿いし黙れ。』
明智『何でお前にそこまで言われなきゃなんないんだよ!!俺が呼んでるのは信長様であってお前じゃない』
豊臣『五月蝿い。ところで信長様は外出中だ。今頃城下町で遊んでいるのだろう。』
明智『何だって?!………それは駄目だ!!誰が同行している…?!』
豊臣『信長様1人だ。』
明智『い……今すぐ城下に行くぞ!秀吉!!』
豊臣『え――…面倒くさいな。ったく……』
◆◆◆城下町◆◆◆
明智『今日は随分と賑やかだな…!!』
豊臣『ん……光秀は知らんのか……。今日は年に一度の酉祭りといって、店の出し物や問屋が一斉に余り物を半値で売り出す日なんだ。』
明智『それで、信長様は…』
豊臣『普段外に出ないで城で如何わしいアニメばかり見て引きこもって気持ち悪い顔しているからこういう祭りも知らんのか。…虚しい男だな…明智という男は』
明智『な……!!何を――!?!如何わしいって何だ!?しかも気持ち悪い顔などしておらん!!』
問屋『あっ!!ちょいとそこの旦那!!どうだい?この髪飾り!奥さんに土産物でも………って…何処かで見た顔だと思ったら秀吉様と光秀様じゃないですか!!どうしたんですかこんな所で…』
明智『丁度良かった!俺達は信長様を………ぶはっ!!』
豊臣『いや。私達も城下町の賑わいの様子を見たくてな。……祭り事は嫌いじゃない』
明智『…………??』
問屋『そうだったんですか…!いや―やっぱり良い殿様に仕えるお偉いさんは楽しみ方を分かってらっしゃる!!今時のお偉いさん達はおいら達の事なんか全然見てもくれやしねぇんで……』
豊臣『…………誉めても何も出んぞ。』
問屋『……何でも今各地の殿様を狙う、ふてぇ輩がいるそうで……信長様が外出するときは気を付けた方が』
明智『忠告………ありがとう』
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