日常

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―――――― 間 ――――――――――。 明智『お……おい!!何で嘘言ったんだよ!!信長様の事を色々聞き出そうと思ったのにさ―……。』 豊臣『……馬鹿だなお前。本当に馬鹿だ。……よし。今日からお前を馬鹿秀と呼ぼう。喜べ』 明智『喜べるわけないだろっ!!…無愛想なお前に言われたくないんだよ!!』 豊臣『まず私達があそこで信長様を探している事を城下町の人間に話してみろ。……噂は瞬く間に広がり城や信長様を狙う者が出てくるかもしれないだろう。それくらいの事を考えて行動しろ。』 明智『成る程!お前頭がいいな!!秀吉!!』 豊臣『……頭をバンバン叩かないでくれ。周りが見てる。馬鹿秀』 明智『あ。』 豊臣『ん………どうした。馬鹿秀でって呼ばれるのがそんなに嫌で……』 明智『あの後ろ姿……絶対に信長様だ!!行こう秀吉!!』 ◆◆◆城下町の外れ◆◆◆ 明智『……信長様――っ!!』 豊臣『………本当にこっちに行くのを見たのか…?こんな町の外れに……』 明智『秀吉!!隠れて……誰か来る……』 豊臣『あ……あれは。信長様……?』 明智『信長様……こんな所で何して……』 織田『ヒッヒッフー…。ここまで来ればもう大丈夫だろ――!!さてと念願のリンゴ飴ちゃんを……』 豊臣『信長様。』 明智『信長様!それは出産の時にやるラマーズ法です!!』 豊臣『そこじゃない!!』 織田『あれ秀吉と光秀じゃないか――。どうしたのこんな所で。』 明智『どうしたじゃないですよ!!俺達に内緒で城を抜け出すなんて……』 豊臣『…さほど心配でも無かったですけど見るからに殿様見たいな服で町をうろつかれては困りますよ。』 織田『…そこはもうちょっと心配して欲しいな―……』 今川『わっはっはっは!!ここで会ったが100年目!!織田信長!ワシと真剣に勝負せ――い!!』 豊臣『…信長様。早く帰りますよ……信長様は無断外出の罰としてパイ投げ100連発の刑に処する。』 明智『あ!!それ面白そうだな!!』 織田『何かそれ精神的に地味に辛い処罰だな―……。』 今川『……おい!!!ワシを無視するな!!!』 豊臣『さっきから横でピーピー五月蝿いな………。アンタもワサビ入りのパイ投げされたいんですか………』 今川『え……っ!!?いや……あの…ワシ一応主人公のライバル役なんですけど…』
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