コンニチハ

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兄がいなくなって、1年がたとうとしていた。 あの日、俺は兄さんと、その友達数人がリビングで話しているのを聞いた。 「ねぇ・・・ハナイチモンメって知ってる?」 知らない女性が、そう言って皆に何か話していたのを覚えている。 俺はその日、熱を出して学校を休んでいた。 兄のとこに行きたかったけど、兄や他の人達の険しく難しい顔を見ていたら、近付く事が出来なかった。
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