喧嘩するほど仲がいい

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「何を言っているのか、まるで理解ができないね。ボク達は馬鹿な真似をするために生まれてきたんじゃないのかい?」 「違うな。俺達は人々を喜ばせる為に生まれてきたんだ。お前のようにただふざけた行いをするだけでは、やがて人々は飽きる。あまつさえ迷惑を掛けるなんてのは論外だ」 「人々を喜ばせる為にボク達ができることこそが馬鹿げたことだろう!」 「その考え方は古い。これを見ろ」 バロックが制服のボタンを外して大きく広げると、内側からドサドサと明らかに物理法則を無視した量のコミックやDVDが溢れ出た。 「これは……!」 「日本が世界に誇る『マンガ』だ。このマンガは僕達カートゥーンと違って実に多くの国々で愛されている。俺はカートゥーンをより良いものに進化させる為、この日本でマンガの勉強をしに来たんだ!」
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