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「カートゥーンを変える?そんなの……そんなの駄目だ!」
ロジャーが声を荒げる。今までに大声を出した場面は何度か見かけたが、これは本気で反発していると言うのが皐月には伝わっていた。
「それはお前が決めることじゃない」
「あの……カートゥーンにはカートゥーンの良さがあると思うんですけど」
皐月も少し抵抗して見せた。キャラクター同士の争いに製作者でもない人間が首を突っ込むのは烏滸がましいことかもしれないが、それでもロジャーを見ていると黙っている気にはなれなかった。
「ならお前は俺の父親、バッグス・バニーを知っているか?」
「……聞いたことあるかもしれないけど、思い出せません」
「なら家に帰ってググれ」
バロックは皐月を一蹴した。
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