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『大丈夫なの?柚璃華ちゃん。』
『うん!少し大人しくしたら落ち着いたみたい。』
『良かったな!春夜!』
『はっ?何が?』
『えっ…お前柚璃華ちゃんのことずっと見てたじゃん!』
『そんなわけないだろ!』
まさか、彼女をずっと見てたなんて。
俺がそんなことを考えていると大翔が話し出した。
『美優ちゃんと柚璃華ちゃんって幼馴染み?』
『んー…幼馴染みっていうか柚璃華は私が小学6年の時に転校してきたからもう8年ぐらい一緒にいるね。大翔くんは春夜君とは幼馴染みなの?』
『俺達は中学から一緒になったかな。コイツ遊び人だから中学ではある意味人気者だった!』
『おい!』
『分かったって!そんな怒ることないだろ!』
『二人とも喧嘩はダメだよ?』
『あぁ…大丈夫だよ!いっつもこんな感じだから。』
『春夜君って小学生のころどんな子だった?』
ビクッ!…彼女がその時一瞬だけ震えたように見えた…。
『俺は…あんまり覚えてないかな…』
『俺は覚えてるよ!』
『どうせ女の子ばっかり追いかけてたんだろ?』
『違うよ!スポーツ好きだったから友達と四六時中、野球とか、サッカーとかしてたかな!』
『今のお前からは想像できないな。』
『なに~!?』
『あぁ…わりぃわりぃ。ところでそっちはどんな子だった?小学生のころ。』
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