*1章*

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「あー喉渇いたー!外暑すぎ」 ゴクゴクと飲む奴の姿は、遠慮の影さえない。 「ちょっと!それ私のっ!」 「水忘れちゃったんだよ。これ、俺があげたやつでしょ?ケチケチすんなって」 真っ直ぐな日差しにも負けない、真っ直ぐな笑顔に、何も言い返せなかった。 「おーい、三浦!練習再開だってー」 「はいよー!樋渡、水サンキュ!」 ニカッと笑って、三浦は練習に戻っていった。
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