0人が本棚に入れています
本棚に追加
顔を青くしながら、とりあえず私は同じ班の人達に謝りに行った。
「…は?樋渡、お前今なんつった?」
「あの、ジャガイモを…忘れてしまったようです。すみませんっ」
ブンブンと顔を下げた。
「おま…コロッケ作りでイモ忘れるって…ありえねーだろ!」
頭を抱える男子に、謝罪を繰り返していたら、女子の皆が言葉を発した。
「まぁまぁ。近くのスーパーに行くにしても、昼休み終わっちゃうよね…どーしよか?」
うーんと唸るみんなに、私は必死で言った。
「あ、私がいって…」
「ちょ、イモ忘れちった」
声の主を見ると、三浦がいて。三浦班の人達は、は?と顔をしかめていた。
最初のコメントを投稿しよう!