*2章*

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「やっべー、俺スーパーまで行ってくるわ。ついでにそっちの班の分も買ってきてやるよ」 ニッと笑った彼は、私の頭にポン、と手を置いてから教室を出て行った。 「良かった~!三浦なら安心!」 よかったよかったと、安堵の空気が流れ、みんなが焦りから安心に変わったのが分かった。 「さくら良かったじゃん。三浦も忘れててラッキーだね」 「うん」 相づちを打ちながら、ふっと三浦のかばんを見ると…。 …え? そこには隙間から、あれの姿が見えていた。 ジャ…ジャガイモー!
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