*2章*

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キーン コーン カーン コーン チャイムが鳴り、調理自習が始まった。授業開始の10分前に出発した三浦は、間に合う訳がなくて彼の席は空いていた。 「今日はコロッケを…って、三浦くんはお休み?」 そんなわけがない、と先生の眉間にしわが寄った。そりゃそーだよね。昼休み目の前でサッカーして走り回ってたんだから。 ―ヤバい。 クラス中が言い訳を言おうとした瞬間、ガラっとドアが開いた。 は…はやっっっ!! あのスーパー結構かかるのに!
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