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「ちょっと三浦くん。遅いわよ?」
先生の眉間に更にしわが寄った。
「ごめんね、川上ちゃん。トイレで踏ん張ってたんだけど、どーしても出なくてさ。う…」
「もういいから早く座りなさいっ!」
クラスが笑いに包まれて、川上先生も怒りながらも笑っている。
―さすが三浦。
変に感心していると、ポスっと袋が頭の上に置かれた。
「労働費込みで150円~」
袋を受け取りながら見上げると、やっぱりそこには優しい笑顔があった。
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