*1章*

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「何くだらない主義掲げてんの?」 「どーせくだんねーよ。ほれ」 トン、と私の机に置いた。 …ミネラルウォーター? 「水…ですよね?なにこれ」 「マラソン頑張った賞。大嫌いな数学の前に水分補給でもしとけば?」 ニッと全開の笑顔で君は笑った。 あー、もう。 やっぱり大好きだなぁ。 にやける顔を両手で覆いながら、幸せをかみしめていた。
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