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「見てたぞ~さくらっ!ラブラブじゃーん。付き合っちゃえばいいのに。」
今日も完璧に巻いた髪をクルクルと弄りながら、親友の奈々は近づいてきた。
「ラブラブじゃないし!ただの口喧嘩だよ?」
「周りから見てたら十分ラブラブだよ。うちが橋渡ししてあげよっか?」
名案を思い付いたとばかりに、目をキラキラさせる奈々。それ毎日言ってるじゃん…
「いいよ。別に好きじゃないし。ほら、先生きたから座んなきゃ」
不満そうな奈々を席につかせ、ふぅっと息をついた。
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