*1章*

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ホントは好きだけど。 でも、今すぐ付き合いたいとかじゃない。 …私が一言、好きって伝えたら三浦はどんな顔するんだろ。やっぱ驚くかな?ぽかーんってするんだろな~。 三浦は好きな子いるのかな。佐々木さんとか、可愛いからなぁ… ぼーっと色んな事を考えていると、前に座っている三浦が振り向いてきた。 「これ、やるよ。お前欲しがってただろ?」 な…なんと!! お菓子のポールに付いてくる、置物じゃない!しかもレア物!何回買っても当たらないやつ! 「ど、どーして当たったの?!」 「ん?俺がラッキーボーイだから。誰かさんと違ってな」 ニヤニヤと意地悪な笑顔で見てくる三浦をキッと睨みながら。 「あ…ありがと。」 意地悪な顔だった君は、ふわっと優しい笑顔に変わった。
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