*1章*

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「どーいたしまして。さくらちゃんはお菓子食べ過ぎじゃん?」 「な、なによ!あんたになんか言われたくない!アイス大好きなクセに!」 「おいっ、そこの二人!煩いぞ!」 ばしっと注意を受けて、口喧嘩は終了した。 あーあ。素直な子になりたいなぁ… もっと三浦と話したい。 もっと三浦を知りたい。 もっと三浦に近づきたい。 “好き”の気持ちが溢れそうで、胸が苦しい。 三浦の心の中、覗いてみたいなぁ… 前の彼の後ろ姿を見つめながら、一つ、溜め息をついた。
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