旅立ち

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『ヒューヒュー』 とある丘の上・・・・。 僕はそこに立っていた・・・・・・。 『そう、ここで初めて胡桃とあったんだっけ・・・・』 初めて会ったとき僕は一人泣いていた。 いつも一人ぼっち、だった僕に彼女は優しく声をかけてくれた・・・・。 それからというもの、僕はずっと胡桃に助けられてきた。 『覚悟は決まったか?』 頭の中に何度も聞き慣れた声が響いた。 『うん。君が僕の神様って言うのなら・・・・。 僕は行く。どういう結果になろうとも、必ず胡桃を・・・・・・』 拳を強く握る。 『ならば行くがいい。絶望が支配する世界へ・・・・・・。 貴様の健闘を祈る・・・・・・』
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