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心配そうに声をかけてきた女子
そう、その女子こそが白崎莉緒だったのだ
『それ、全部運ぶの?』
「あ、あぁ…」
『どこまで?』
「教室……1Eまで」
『え!一番上じゃん!手伝うよ!』
「え、そんな、いいよ」
『いくら男子でもこの量持って階段は辛いでしょ、3分の2ぐらいしか持てないかもだけど手伝わせて』
そう言うと彼女はにっこり笑った
俺は彼女の優しさと笑顔に一目惚れをした
「……じゃあ頼むよ」
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