好きなんだ!

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正直、力仕事を男の俺が女子に手伝ってもらうなんてカッコ悪いかもとは思った でも俺は彼女に手伝ってもらうことを選んだ これを運び終えるまでの少しの間だけでも一緒にいたかったからだ 『それにしてもなんで一人で運んでたの?』 「担任にホームルーム委員だし評価上がるから持ってけって言われて…」 『E組は…林田先生か、確かにあの先生なら言いそうかも』 そう言って彼女はまた笑顔を見せた (かわいい…………) 俺は完璧に彼女に惚れていた 自分でも単純だなって思うほどあっさりと… 遂には彼女と巡り会うきっかけをくれた担任に感謝しだすほどだった
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