好きなんだ!

9/12
前へ
/12ページ
次へ
「まずあの子の名前なんて言うの?」 『えっそこからかよ』 「だって今さっき存在を知ったし」 『存在って(笑)あの子結構目立つのに知らなかったなんて、珍しいな』 「俺基本この学校の女子に興味なかったから」 『なんか失礼なやつだなお前(笑)あの子の名前は白崎莉緒、クラスは多分1Aだったと思う』 「へぇー、で?恋人作らないってどうゆうこと?」 『ほら、あの子愛想良いしかわいいし優しいし、既に告ってるやつが何人かいるわけよ』 「ほほう」 『でも見事にみんな振られてさ』 「まじ!?なんで?」 『いやーさすがにそこまでは俺にもわかんねぇよ』 「あぁ…そりゃそうか」 『あぁでも、他に付き合ってるやつがいるとか、好きなやつがいるとかってわけではないらしいぜ』 「そうなの?」 『告ったやつが本人に聞いたってゆう話だから多分本当だぜ』 「へぇ…………」 白崎莉緒に好きなやつがいないという情報は、俺にとっては良いニュースだった 「…………俺、頑張ってアタックしてみようかな」 『は!?今の聞いてたのお前?』 「聞いてたけど」 『じゃあやめとけって、お前も振られて終わりになるんだから』 「決めつけんなよ(笑)」 『いやだって実際に数々の男共が玉砕してんだから』 「いいや、トシ。今の俺ならイケる」 『どっから来んだよその自信…』 「俺、今日初めて話して、名前も知ったばっかだけど、もうかなり莉緒のこと好きになってるし!この気持ち伝えたらきっと上手くいく…!」 『さっそく呼び捨てにすんのかよ(笑)まぁ好きにすれば?そんなに好きなら』 「おぅ!俺頑張るぜ!」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加