止ったままの時間

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気がつけば半年間がすぎていた。 半年間だ。 私はなにをやっていたのだろう。 はっと気づいたときには、 自分が戻ってきた時には、 時間がすぎていたんだ。 その間、自分は自分ではなくて、ただ、「生かされている」ほんとただの生きるための欲求のみをしている存在だった。 人形のようだと感じたこともある。 むしろそれでいいと。 誰かと関わることも自らはせず、話しかけられると話す。 子どもの世話を淡々とこなし、ご飯を食べ、息を吸うことすら生きるためにしていることだといちいち認知しながら行ったりもしていた。 とっても窮屈な人間になっていたと思う。 同時に怯えていた。 あの声に、 あの雷のような衝撃に、 思い出すことも忘れた恐怖に。
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