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「今から行くから待っててね」
僕は急いで裕子の元へ駆けつけた。
「裕子、お待たせ。さあ食べようか」
僕は裕子の隣に座った。
「あのね。私思うの。この世に価値のあることって何かなぁ」
裕子はしんみりと言った。
「シンナーや違法ドラッグに手を染めないことは勿論だけど、心ある人の為に役に立てる人間になることかな」
「シンナー吸ったら、死んで遺体を焼いても骨は残らないと少年漫画にも書いてあったけど…」
漫画から知識を吸収するとは何て研究熱心だ…。
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