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本日より新人剣士になっていく予定でした。
‥私はネクロス帝国に仕えているハズだ。
理由はまだない。
じゃなくて消去法だったりした
どっかの国は色々あって無関係な男関係が怖そうだし減らず口で消し炭が嫌で逃げ‥断念したり‥
またもひとつの国は口の減らない私が入軍したら更に苦労しそうなのが居たんで、面白そうだけど巻き添え的命の危険も感じて思いっ切りからかって逃げ‥断念した。
そして私は今葡萄畑に仕えている。
「ちょ、そこはちがうでしょう?」
繰り返す、土埃舞う日差しのキツい荒れた地の葡萄苗木に仕えて‥
「待って待ってやめて言わないで同じ先輩剣士として現実が嫌になるから待って」
‥先輩、
「なに?」
だから出世しないんですよ
「‥‥」
ここの将軍にならそれくらい言えばすぐ‥まぁ先輩でもちょっと、微妙に上にいけそうな気もしないような
「おま‥」
まぁでも‥アレですよね。
今まで新人としてハズレくじで先輩に従事してますけど先輩、本当に才能無いですよね。
「‥(体育座り)」
普通植えたばっかの苗木が枯れるなんて無いですよ。
まぁそのお陰で将軍から直々に従事させて頂けるそうですから感謝してますよ‥葡萄植林ですが。
まぁ経験値は上がりそうですもんね。
‥でも炎天下の中2人でこの広大なマップを待ちぼうけは流石に‥ねぇ。
「‥(ビクッ)」
ねぇ、先輩。
「あ、いやその」
手順間違えて苗枯らしたり、
手順間違えて蔓折ったり、
手順間違えて葡萄にキズつけたり、
先輩の手順は毎回180度なんですよね。
「はは、そ、そうだな。」
で、この炎天下の中大量の苗木を荷車に積んでワープして、
ちぃっっとも耕す所かカラカラの大地に到着。
帰りのワープ用呪具すら忘れきて水もないと。
「‥うん」
‥先輩、先輩の事は忘れません。
「え?」
先輩は葡萄に従事し見事に散ったと報告しときます。じゃ。
「イヤイヤイヤおかしいだろそれ?!」
なにがでしょう?
「いやだって帰れないから困ってるだけでそれじゃまるで」
遅刻も含まれますよ。
てか一応先輩が主導でこの苗木将軍様の親衛隊で自分は見習い以下じゃないですか
「‥まぁ嫌々ながらこの軍だからな」
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