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・異能
人間族にのみ発現する特異体質。 魔法とは違い自然現象を操ったりする物ではなく、また魔力を使うわけでもない未だ未知の部分が多い現象。
人間族全てに発現する訳ではなく、専門の研究を行っている魔国でも発現割合は多いが全員が発現しているわけではなく、その基準は不明。
役に立ちそうもない異能から法則に干渉するような異能まであり、その解明は魔国研究所の最優先課題となっている。
異能には五系統と五種の分類が存在する。
知覚系……五感を中心に異常なまでの感覚を得る異能。 例:千里眼、地獄耳
生体系……肉体、生体に干渉・操作する異能。 例:肉体強化、組織変化
操力系……力学、熱力学、光学問わず、様々なエネルギーを操作する異能。 例:重力操作、軌道操作
錬成系……一時的に特定の物質を作り出し、操る異能。 例:鉄鋼錬成、毒物錬成
法則系……特定の法則を一定範囲内で自在に書き換える異能。 希少価値、及び危険性が高いモノが殆ど。 例:性質反転、質量変化
Ⅰ種……その個体以外に存在が確認されていない異能を指す。 要観察対象。
Ⅱ種……血統ではなく突然変異で現れた希少性の高い異能を指す。 要観察対象。
Ⅲ種……特定の血統にのみ現れ、その血筋以外に発現した事例の無い異能を指す。 希少性高。
Ⅳ種……比較的多く見られる異能。 保持者が多いため希少性は低い。
Ⅴ種……異能に致命的な欠陥がある、もしくは使用規制が為された異能。 この分類の異能は凄まじく役立たずか凄まじく危険かのどちらかである。
異能の発現を「第一進化(ファースト・シフト)」もしくは「第一変異(ファースト・エクステンド)」と呼び、熟達した異能者は「第二進化(セカンド・シフト)」もしくは「第二変異(セカンド・エクステンド)」を迎える。
進化は元々の異能の効力が格段に跳ね上がったり、付属で追加効果が現れたりする。 変異は元々の異能と全く違った異能が使えるようになり、事実上異能が二つになるのと変わらない。
第二状態への移行は覚醒後は任意の為、今まで通り第一状態の異能を扱うことも可能だが、一度進化すれば変異は、変異すれば進化は行えなくなる。
尚、進化・変異どちらになるかは個人の意志では決まらず、同じ異能から進化・変異しても効果が同じになるとは限らない。
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