世界観

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・法国ルオユテレペス 西方にあり、大陸で最も自然が色濃く存在する恵まれた領土を持つ、二番目に広い国。 しかもその生活環境は武国の比ではない程に良く、さらに自然が多い為自然環境を対象にした偶像崇拝の最大宗教がある事で有名。 またこの世界に存在する魔法のエネルギー源の魔力は精神エネルギーであるとされ、その発達には精神力な修行、つまり信仰による精神力の強化の有効性が認められており、法国の軍隊の主力は魔法である。 尚、この国には人間族の他に長耳族(いわゆるエルフ)と呼ばれる長命の種族も多く住んでおり、法国の国民として法国の人間族と共に暮らしている。 武国を野蛮、自然を破壊する絶対悪とする考えが根強く、大昔に武国に宣戦布告してから戦争が断続的に起こり、両国間の交友関係は最悪である(元はと言えば法国側に非があるが、法国は認めようとしない)。 が、他二国に対しては高性能な魔道具を始め、豊かな自然の産物などを輸出してもいる。 尚、宗教大国の為政治形態は王政ではなく、法皇を中心に枢機郷など高位聖職者が国の中枢を担っている。 ・技国タクドラタンエ 北方にあり、狭い領土と厳しい生活環境ながらも、大陸で唯一「科学技術」を占有する技術国家。  その技術の大半は秘匿され、ごく一部……主に家電製品程度(それすらも技国では中古とされている)しか輸出せず、兵器として保有される戦力は全くの未知数である──噂では鉄砲を最近開発したらしいが、詳細不明──。 この技術革新の最大要因は、技国に住む子人族(≒ホビット、ドワーフ)と言われている。 彼らは人間の何倍も視力と手先の器用さに優れ、細かい作業を非常に得意としている。 が、反面排他的で強情な面もあり、自国の人間以外の人間とは関わろうとすらしない。 国土の七割が寒冷地帯、さらに北方に分類される残り三割は永久凍土で、作物を育てる事は非常に困難……な筈だが、温室など科学技術を利用した温度・地質操作により一定量の食料自給に成功している。 むしろ最も安定した生活が出来る国でもある。 寒いが。 政治形態は民主制で、国民が少ない為逆に国民の意見の多くを反映させることが出来、国民の不満も少なく治安も良い国となっている。
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