偉い人には分からないことが多いらしい

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暴力的な要因による腹痛に堪えながら総帝殿の後に着いていき先程の会議室よりも一つ上の階にある総帝殿の執務室に到着 ドアを開けた先には、乱雑に入れられた本棚。書類の山に埋もれた机があり、部屋の隅には埃が溜まっていた 唯一綺麗なのは窓辺にある椅子とテーブル周辺という僅かなスペースだけである ルナ「はー疲れた。瞳~お茶を一杯ちょうだい」 瞳「分かりました。ではしばしお待ち下さい」 部屋の隅で待機していた珍しい黒髪のメイドさんがそそくさと隣の部屋に入って行った 土帝「…いつも思うんだが。炊事洗濯掃除その他諸々出来ないメイドというのはいいのか?」 ルナ「そんな在り来りなメイド屋敷に腐る程いるわよ。今更私の専属にするまでもないわ」 白い上質な椅子にドカリと座り、上品?に足を組んでポリポリと置いてあったクッキーをかじる ルナ「私に必要なのはお茶を美味しく容れられて、情報収集と暗殺に長けているメイドよ」 それはすでにメイドではない  
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