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ルナ「あの子ギルドの中にしか友達いないでしょ?しかもだいたいは年上で同世代は一人もいないし。まぁ依頼中は顔隠してるから素顔を知ってるのなんてほんの一握りだからしかたないのだけれどね…」
カイン「……」
ルナ「だ・か・ら、これを期に学生生活を謳歌してもらいたいのよ。このままだとあの子の将来灰色…というか色すら着かないわ」
ふぅん…
カイン「なら“夢見の狩人”は?」
ルナ「王女様とシンのクラスの担任。護衛のサポートとしてね」
おいおいちょっと
カイン「担任って…性格に難があるだろ、あれ。」
死んだような目にボサボサな髪、やる気の無いヘビースモーカー
なのに腕は一流
ルナ「教員免許持ってるSランク以上があれしかいないのよ」
以外と現実的な理由だな…
カイン「じゃあ“月下の断罪者”は?」
闇帝の爺さんの弟子、刀使いの剣士
こちらも普段は仮面を付けているが…救世主と違って俺は顔も正体も知らない
噂ではけっこう若いらしいが…
ルナ「それがね~闇のじい様に頼まれちゃってさ。いろいろ協力するかわりに断罪者を学校に入れさせろって」
カイン「…若いとは聞いてたが…断罪者ってまさか15、6のガキだったのか?」
ルナ「当たり~。私のシンと同い年だって」
くそ、どいつもこいつも天才少年ばかりかよ
だから最近腐った女子が増えてんのか?
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