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手早く屋台を解体し、リヤカーに押し込んで
っと、よし
今日の売り上げを確認するか
カイン「ひいふうみいよっ…」
…大体2万ちょっとか
上々上々
不定期に店をしてるくせにアルバイトも雇わずに一人で仕込みからなんでも一人でやってこれなら充分だろ…
!?
俺が売り上げに満足していると頭目掛けていきなり何か飛んできたのでキャッチる
カイン「っと」
飛んで来た物体を確認すると…ビン
「いつまでもニヤニヤしてるもんじゃないよ坊主。ただでさえみっともない顔がもう見えたもんじゃない」
カイン「この男前に向かって何をいうんだか…ボケるにはまだ早いんじゃないかい?」
「ケッケッケ、ここに馬鹿がいるよ~」
俺が屋台を出していた歩道を挟んで向かい側にある雑貨屋「ソウダラ」
そこの名物店主、通称「バアチャン」がシワだらけの顔で笑っていた
このバアチャン、実は誰も本当の年齢を知らない
俺が生まれる随分前からこの店を切り盛りしており、少なくとも30年前から見た目が変わっていないらしい
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