愛は種族を超えて

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「出来ましたよ。」 呼ばれて受付へ。 「これがカードです。あ、カミシロさんは16歳ですね?」 質問の意図は分からないけど、その通りなので頷く。 「なら、学園に通わないといけません。 法律で、16歳から18歳までは学園に通う義務があります。」 そうなのか。ちょっと面倒だけど、ここに逗留するには仕方ないか。 「わかりました。すいませんが、手続きをお願いします。」 手続きなんて分からないから、お願いするしかない。 「わかりました。編入まではギルドの部屋を使いますか?」 どうやら宿泊施設があるようだ。 「そうさせて下さい。」 金も当てもない俺にはありがたい話だ。 受付さんは奥に行くと、鍵を1本持ってきた。鍵には部屋の番号らしき数字が書いてある。 「部屋は2階です。」
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