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「「ご馳走様でした」」
少女は自分の食器を片付けると、二階の自室に戻っていった。
部屋に入り、少女は髪を整えたり制服に着替えたりして登校の準備をする。
白いワイシャツに、赤いスカートに赤のリボンを付けて、黒のブレザーを着る。
学校指定の茶色の鞄を持ち一階に降りる。
一階に降りると桜霞はガーディアンの制服をかなりアレンジしたものに着替えて仕事の準備をしていた。
コウは奥で横たわり大人しく待っている。
「おっ、行くのか」
「うん」
「今日は、もしかしたら帰りが遅くなるかもしれねぇから、夕食は先に食べといてくれ」
「わかった、あんまりやりすぎないでね」
「心配してくれてんのか?」
桜霞は少しからかい気味に少女に聞いた。
「うん...まぁね」
(新米兵士の人達のほうが心配だよ....)
「ありがとな、まぁ、お前も頑張ってこい」
「うん、じゃあ、先に行くね」
「ああ、いってらっしゃい」
鞄を持って玄関にいこうとする少女にコウが声をかける。
「ミカ」
少女が振り向くとコウが首を起こして少女のほうを見ていた。
「いってらっしゃい」
「うん、いってきます」
そういうと少女は家を出て、学校へと歩きだした。
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