The last present

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「・・ケーイ!おきろぉ!」 うぉお! 耳元で叫ばれて がばっと起き上がる。 目の前にいたのは・・ 「・・兄貴?」 ソラが腕を組んで 目の前に立っている。 「久しぶりに この家に帰ってきたのに。 何、このありさま。」 そういって。 ソラはリビングを見渡した。 はて?なんのこと? とケイが周りを見渡すと・・ DVDと飲み物、お菓子が散らかり。 TVの前では 毛布にくるまった、アツキ。 ・・はははは。 あたしはどうやらリビングの ソファーで眠りにおちてたらしい。。 「ったく。 年頃の娘が無防備だな。」 ソラはぶつぶつ言いながら 床に寝ているアツキを軽く蹴った。 「そういや。 前もこんなこと、あったよな。」 前? ケイは寝ぼけナマコの頭を 必死に回す。 「そ、クリスマス、 とかじゃなかった? 初めて俺があっくんとあったとき、 こうやって二人でリビングで 爆睡してたじゃん。 未成年のくせに ふたりしてアルコール並べて。」 ・・そうだね、 そんなことも・・あったっけ。 懐かしいな。 あのころはまだ どこかソラにも不信感を持っていた。 こんな風に ソラとの関係がスムーズになったのも アツキと親しくなってからだし。 「ってか二人でなに見てんのよ。 懐かしすぎるし。」 起きないアツキを蹴りながら ソラはからのDVDをみてため息。 「若かりし日の兄貴が見たいってさ。」 「見てどうする・・。」 あはは、本当に。 「そういやさ。 で、どうだったの? オーディション。」 ソラは口調を変えず ケイに尋ねる。 そう、あたしが今回。 日本に来た一番の理由。 「・・さぁてね。 あたし的には問題なかったけど。」 「あたし的にって。 そこが問題だ(笑)」 「オーディション・・?」 「お、やっと起きたか。」 そういって。 ソラはアツキのおなかを 少し強めに踏む。 ぐえ!! アツキのそんな声がリビングに響いた。 ・・・おいおい。
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