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「しゅうへい!ちゃんと部活来なさい!!」
7月の暑い中、平然としていられる方がすごい。
しかし、幼なじみの由季は平然としていた。
「いやだよ」
好きな子に構ってもらいたくてしていた悪戯とかあったけど、今は本当に構ってほしくない。
だから、部活をサボってるのだ。
「ほら。甘えない」
今いる場所は、本館と実験棟をつなぐ渡り廊下で、実験棟に用のある人なんかいないからほとんど誰も通らない。
しかし、本館側から誰かが走ってくる。
「誰か捕まえてー」
走ってくる主とは違う声。
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