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「はぁ~あ………暇だナァ………」
魔王城の巨大な椅子に深く腰掛け、頬杖をつく少女はつまらなそうに呟いた
「なにか面白いことないのマーチェ~……」
その呼び掛けに傍らに立つ無表情な少女が答える
マチェット「ありませんよカルア。暇なら書類の整理でもしてください」
淡々と返され、カルアと呼ばれた少女は椅子から立ち上がる
カルア「んも~堅いナァマーチェは……もっとこう…楽しい思考とか生まれないの?」
マチェット「あなたが仕事をしないせいで毎日毎日お堅い書類の処理をしてるんですから思考も堅くなるでしょう」
カルア「う………ひ、皮肉も上手くなったねマーチェ………」
マチェット「それはどうも…誰のお陰なんですかね………だいたいあなたは…」
カルア「し、失礼するのサ!!」
カルアはそういうと脱兎の如く部屋から逃げ出した
マチェット「あ………まったく…あの人は本当に魔王なんですかね」
マチェットは無表情なまま呟いた………
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